Salut (こんにちは)!
フランス在住アラサー女子のShoko(@shoko_france)です。
前回まで、外国語の勉強方法として、まずベースとなる文法知識をインプットすること、そしてインプットとアウトプットを並行するには音読がオススメ!というお話をしてきました。
インプットが進むと、今度は自分の言いたいことを、外国語で伝えられるようになりたいですよね。
そこで、オススメなのが「一言日記」を書いてみる、です!
一言日記をオススメする理由
文法の知識や単語などインプットはしているつもりでも、いざ自分が使おうとすると、なかなかその知識が引き出せないことありませんか。
私もフランス語を勉強し始めたとき、読むと内容はなんとなくわかるのに、自分で何か言おうとしても何も言えず、モジモジして終わってしまうことがよくありました。
必ずしも知識があるからと言って、実践の場で使えるわけではないんですよね。
アウトプットするためには、アウトプットのための練習が必要です。
ですから、イチから自分で何か文章を組み立ててみる、という一言日記はアウトプットのための良い練習になるんです。
一言日記の書き方・ポイント
元々日記を書く習慣がある方はいいとして、
日記と言われても、何を書けばいいのかわからないなぁ。
と言う方もいらっしゃるかと思います。
今回は、アウトプットするのが目的なので、中身は何でもOKです!
今日あったこと、食べたもの、行った場所について書くのもいいですし、明日の予定でもかまいません。
とにかく頭に浮かぶことをフランス語にしてみましょう。
「一言」と言っていますが、レベルに応じて、1~2文だけでもいいですし、少し長めにエッセイ風に書いてみるのもいいですね。
ただ、毎回長文を書くのは大変ですし、続かなければ意味がないので、最初は書ける分量からスタートしましょう。
ハードルを低めに設定しておくのがポイントです。
学んだ内容をまずはアウトプット
「エビングハウスの忘却曲線」というのをご存知でしょうか。
ドイツの心理学者エビングハウスが提唱した説なのですが、彼の説によると、人はその日に学んだことを翌日には7割忘れてしまうそうです。
さらに言うなら、1~2時間後には、内容の半分を忘れてしまうそうです。
そんなまさか!と思うかもしれませんが、人間の記憶力なんてそんなもの。
ただし、聞いたことはすぐ忘れるようにできている我々の脳も、自分が言ったことに関しては、比較的記憶しているそうです。
だからこそ、学んだことをまずはアウトプットしてみる、ということが大切になります。
例えば、過去形を勉強した日は、過去形を使って今日あった出来事を書いてみるのはどうでしょうか。
未来形を勉強した日は、明日の予定について、未来形で書いてみる。
何か新しい単語や表現を学んだら、それを使った文章を自分で作ってみる。
このように「一言日記」を使って、インプットした内容をアウトプットする作業を行うのがポイントです。
添削してもらう
もしネイティブのパートナーや友人がいる場合は、その方に添削をお願いするといいでしょう。
間違っている文章を見られるのは恥ずかしい!と思うかもしれませんが、むしろどんどん間違って直してもらうことで、より自分の学びに繋がります。
もしネイティブの知り合いがいない、または友達には毎回頼みづらい、ということでしたら、ランゲージエクスチェンジのアプリを利用するのも手です。
私はフランス語に限らず、外国語を勉強するときは、よくHelloTalkというアプリを使っています。
私が主催する初級者向けフランス語コミュニティ”Co-Study.français”でも、週に1回一言日記を提出してもらい、ネイティブの添削と私(日本人)の解説をつけて、お返ししています。
実際に自分で書いてみることで、思った以上の学びを得ることができる、と好評をいただいています。
手書きが効果的
携帯やパソコンで日記を書くのもいいのですが、なるべくノートに手書きで書くことをオススメします。
手を動かして書く、という行為が記憶の定着には効果的です。
あと、最近の携帯やパソコンは賢いので、勝手にスペルを直してくれるんですよね。
普段はありがたい機能なのですが、ついついそれに頼ってしまいがちなので、練習の際は自分でスペルを確認するようにしましょう。
最近はiPadやタブレットなど、手書きで記録できる電子ノートもありますので、そこで日記をつけるのも便利かもしれませんね。
また、添削してもらったら、もう1度改めて手書きで清書をしてください。
間違った部分の復習ができるのと、より正確でナチュラルな言い回しを覚えることができます。
最後に
いかがだったでしょうか。
インプットがある程度できたら、次はアウトプットの練習として、是非「一言日記」を日々の学習に取り入れてみてくださいね!
それでは、今日はここまで。
A bientôt!(またね)
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