英語やフランス語の勉強に文法は必要?大人のための語学勉強法

Salut (こんにちは)!

フランス在住アラサー女子のShoko(@shoko_france)です。

突然ですが、皆さんは文法好きですか?嫌いですか?

義務教育で6年間英語を学んだのに、全然英語ができるようにならなかった…。学校のつまらない英文法の授業のせいだわ…。

そう考えている方も多いんじゃないんでしょうか。

私も中学時代、初めて英語を勉強し始めたときに同じ疑問を抱きました。

でも、実は大人が英語を始めとする外国語を効率的に学習するためには、文法の学習が必要不可欠なんです!

今回は、大人が外国語を習得する上での文法学習の大切さについてお話していこうと思います。

目次

子供のように自然に言葉は覚えられない

巷の英会話スクールや教材では「子供のように自然に言葉を覚えよう!」という謳い文句をよく見かけます。

結論から申し上げると、一定の年齢に達した大人が「子供のように」言語を習得するのは効率的ではありません。

なぜなら、子供と大人では脳の働きが根本的に異なるから。

生まれたばかりの赤ちゃんは何も話すことができませんよね。

そこから、環境に適応するため、自分の意思を伝えるために言葉を習得し始めます。

言語を習得するために、赤ちゃんができることは「大人の話す言葉を大量に聞く」ことです。

そして1~2歳ごろにやっと1語、2語と聞いた言葉を発し始めます。そこから爆発的な勢いで語彙は増え、周囲との意思疎通がはかれるようになるのです。

読み書きを学び始めると、さらに言語能力は体系化され、確立されていきます。

子供の脳の言語吸収力は凄まじく、思春期をピークにその能力は低下していくと言われています。

やはり大人になってから、新しく外国語を習得するのは無理なのね…。

いいえ、諦めるのはまだ早いです!

なぜなら、大人は大人の方法で、子供より効率的に言語を学べるからです。

大人が効率的にことばを記憶する方法

大人の場合は、子供のように見たまま、聞いたままをそのままマルっと暗記するよりも、論理的に体系立てて覚えた方が効率的に記憶に残ります

というのも、言語の吸収力では子供に劣っても、母語で培った認知能力や論理力は大人の方に軍配が上がるからです。

よって、文法という言語のルールを先に理解することで、論理的に関連付けて記憶することができます。

子供の言語の覚え方というのは、極端に言うと、目の前で起こっていることすべての単語やフレーズを全部そのまま丸暗記している状態です。

大人からすると、一体何パターンのフレーズを暗記しなくちゃいけないんだ…!と絶望するかと思いますが、そこで文法の知識が活躍します。

全パターンを覚えていなくても、ベースとなる数パターンを知っていれば、初見の文章であっても文法のルールに当てはめて理解することは可能です。

また、動詞や名詞、形容詞といった要素を入れ替えたり、情報を追加することで、応用してそこからさらにたくさんのフレーズを自分で作り出すことができます。

もちろん文法だけ勉強しても、いきなりペラペラと話せるようにはなりません。

アウトプットはまた別の能力なので、その練習はしっかりやる必要があります。

でも、土台となる文法のルールをある程度理解していれば、より多くの情報を芋づる式に引き出すことができます。

丸覚えではなく、効率良く暗記するという意味では、文法という言葉のルールを学ぶことはとても重要なのです。

外国語を身に着け、世界に飛び出そう

いかがだったでしょうか。

「こどものように自然に言葉を学ぶ」というのは一見効率的な学習方法に思えますが、大人が新しく外国語を学ぶ際は、文法というルールをまず把握するのが効率的に勉強を進める鍵となります。

何かと敬遠されがちな文法学習ですが、語学の目的が「学校のテストで良い点数をとること」でなければ、完璧に隅から隅まで理解する必要もありません。

実際に自分がその言葉を使いこなすために、うまく文法と付き合っていくのがコツです。

効率よく、そして楽しく外国語を学んで、世界に飛び出していきましょう!

 

 

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