【フランス語初級】「ありがとう」にまつわる表現

Salut !

フランス在住アラサー女子のShoko(@shoko_france)です。

今日はフランス語の「ありがとう」にまつわる表現をご紹介します!

コミュニケーションの中でもっとも大切な言葉と言っても過言ではない「ありがとう」。

是非覚えて使ってみてくださいね!

同じテーマで音声配信もしています!聞き流しにどうぞ。

目次

「ありがとう」の表現

Merci ありがとう

定番中の定番!もうこれさえ知っていればどうにかなります。

カタカナでは「メルシー」と書かれますが、正確には「メるスィー」が近いです。

※Rの発音は特殊なので、あえてひらがなで表記しています。

フランス語のRの発音は日本語の音にはないので、最初は難しく感じるかもしれません。

イメージとしては、舌を喉の方向に引いて喉を詰まらせる感じです。(伝わるかな…!?)

Merci beaucoup どうもありがとう

さらに感謝の意を表したいときは、”beaucoup”を付け足します。

beaucoup=たくさん
発音は「メるスィ― ボクー」です。
「どうもありがとうございます」「本当にありがとうございます」というニュアンスです。

Merci, Madame/Monsieur ありがとうございます

面識のない人やお店の人と話すときは、「マダム」「ムッシュ」を付け加えるとより丁寧な印象に。

一般的に「マダム」は既婚者女性、「マドモワゼル(Mademoiselle)」は未婚女性につける敬称ですが、初めて会う人が既婚か未婚かなんてわからないですよね。。

いかにも若い10~20代の女性じゃなければ、「マダム」と言った方が無難かなと思います。

日本だと若く見られたい願望が強いので、マダムと呼ばれるとおばさんに見られたような印象を受けるかもしれませんね。

フランスでは成熟した大人の女性の方に価値が置かれるので、「マドモアゼル」と呼ばれると小娘のような印象を受けてしまう可能性がありますので注意です。

C’est gentil ご親切にどうも

何かしてもらったときは、Merciの後にこのフレーズを付け加えるといいですね。

例えば、前の人がお店のドアを押さえて開けておいてくれたり、重たい荷物を運ぶのを手伝ってくれたときとか。

「ご親切にありがとうございます」というニュアンスになります。

c’est=これは、gentil=優しい、親切な

発音は「セ ジョンティ」が近いかな。

普段は個人主義なフランスですが、見知らぬ相手でも困っている人には手を伸べよう、という助け合い精神は根付いている気がします。

私はバスの時間ギリギリに家を出る悪い癖があるのですが(笑)

バスまで猛ダッシュで駆け抜ける私の姿を見て、ドアが自動で閉まらないように押さえてくれる乗客に助けられています!(地域によりますが、私のバスはいつも後ろ乗り)

そういう時は、笑顔で “Merci, c’est gentil!”とお礼を言っています。

まぁ、時間に余裕を持って家を出るのが一番なんですけどね。

Non, merci いいえ、けっこうです

何か提案を断るときは、Non(いいえ)だけだと、ぶっきらぼうな印象を与えるので、Merciを付け足すのをお忘れなく。

「どういたしまして」の表現

Je vous en prie

「どういたしまして」の丁寧な表現です。

発音は「ジュ ヴ ゾン プり」が近いですね。

「ジュ ヴ オン プり」じゃないの?

単語だけ見ると間違いではないのですが、この場合、”vous”の末尾のsと”en”の文頭のeが結合(リエゾン)して、「ゾン」という音になります。

日常生活でよく使うので、難しいことは考えず、音でまるっと覚えるのが正解!

ちなみに、親しい間柄の場合は”vous”の代わりに”te”を入れて、

Je t’en prie (ジュ トン プリ)

になります。ご参考までに。

De rien

家族や友達同士のカジュアルな間柄であれば、圧倒的にこちらの方が頻度が高いですね。

“rien”は「何もない」という意味なので、ニュアンスとしては「大したことじゃないよ」という感じでしょうか。

発音は「ドゥ りアン」が近いです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

これでフランス語の「ありがとう」はばっちりですね!

ドアを開けてもらったり、何かを手伝ってもらうと、日本語だとつい「すみません」と言いがちですが、フランスではしっかり「ありがとう」と感謝の意を伝えてみてくださいね。

それでは、今日はここまで。A bientôt!(またね)

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